一人暮らしをしていたT様は認知症が進行し、物とられ妄想が強く出るようになり、ご近所から地域の窓口に相談が入ったことがきっかけで、そこから私どもにご相談頂きました。

息子様は他市にお住まいで自営業をされているため忙しく、お母様の支援や施設探しをする時間がなかなかとれない状況でした。

また、お母様の年金だけでは毎月の施設費用が足りないことも息子様にとって大きな悩みでした。

息子様は役所で生活保護の相談もされたのですが、実際にご入居してからの申請になるため、いざ入居してから申請しても決定がおりない可能性もあるとのお話を聞き、益々どうしていいのかわからなくなってしまったようです。

日に日に認知症が進み、一人でいる不安感が増しているお母様を息子様は目のあたりにしていました。

そしてご近所とのトラブルが日常化し、「早く動いてあげないと」とわかっていながらも、どうにもしてあげられない事に葛藤されているご様子でした。

そこである施設の社長にこの経緯を私どもからお伝えし打開策はないかと相談したところ、もし生活保護の決定がおりなかった場合はどうにかやりくりして年金の範囲内で調整するから安心して来てくださいとおっしゃってくださったのです。

息子様に社長のお言葉をお伝えしたところ、話を聞いてみたいとおっしゃり、施設へ見学に行くことになりました。社長とも直接お話をされ、すぐに入居することを決められました。

ここからは多忙な息子様に代わり、引っ越しやその他手続きなどをお手伝いし、契約は息子様にご対応頂き、見学から最短の日程でご入居することができました。まさに「安心」という言葉が一番しっくりくるご入居だったように思います。

一人一人抱えている悩みや経済状況、ライフスタイルも違います。お金に関することは特にどうにもならない悩みが多く、相談もしにくい中、気が重くやりきれない思いを抱えている方も多いのではないでしょうか。

簡単に解決できないことではありますが、絶対に解決できないとも言い切れません。

私たちは様々な経験を積んだ入居相談員が全力で向き合い、共に悩み・考えます。その先の「安心」が得られるように・・・まずはお気軽にご相談ください。