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寝たきりでもあきらめない!まず始めることって?

公開:2017/8/29  

怪我や病気により高齢者は寝たきり状態になってしまいます。
寝たきりになると在宅介護もしくは老人ホームに移る必要があります。

寝たきりになってしまう病気には高血圧や動脈硬化など生活習慣病が関わっており、さらに生活習慣の乱れは運動機能の低下にもつながるでしょう。
生活習慣を改善して寝たきりを予防することが大切ですが、そう上手くいかないこともあります。

しかし、寝たきりになっても諦めずにケアをすることで、改善されるケースも多いようです。
それでは、寝たきりになったら何から始めるべきか、ご紹介していきます。

 

寝たきり状態は体に悪影響

寝たきりの状態が続くと介護が大変になるだけではなく、高齢者の体にも様々な影響を与えます。

例えば関節が硬化する、内臓や心肺機能、筋力の低下、バランス機能や精神機能の乱れ、床ずれなどが起きやすくなるのです。

これらは廃用症候群と呼ばれる障害です。
この廃用症候群を防ぐためには、できるだけ寝床から離せるように、少しずつ運動することがポイントとなります。

老人ホームでもなるべく寝たきりによる廃用症候群が悪化しないよう、様々な介護ケアが取り組まれています。

しかし、老人ホームにはどうしても多くの寝たきりの方がいるのが現状です。

寝たきりの問題点はやはり床ずれによるQOLの低下です。
老人ホームでもQOLの低下や感染症の予防のために各老人ホームで床ずれに対するケアを中心に行っています。

床ずれを含む廃用症候群にならないよう、老人ホーム側はもちろんですが、家族側もケアに取り組むことが大切です。

 

最初は座ることからはじめる

寝たきりの高齢者がいきなり歩いたり、アクティブに運動したりすることはできません。
なので、まずは座ることからはじめましょう

座る動作により視界も寝たきりより広がり、景色などが見えれば新しい刺激が与えられ、それが意欲につながります。
さらに寝たきりよりも座った状態の方が関節の効果を予防し、姿勢を保つ力である筋力の維持、床ずれの防止効果などに期待できます。

しかし、寝たきりの人を急に起こしてしまうと、血液の流れが下半身に集中し、脳に届きにくくなりめまいや吐き気などの症状があらわれるので、少しずつ体を起こすことがポイントです。

老人ホームでも採用されている、背もたれの角度を変更できる介護用ベッドであれば、高齢者の体調をチェックしつつ、角度を少しずつ上げて体を慣らしてあげましょう。

老人ホームではなく在宅で寝たきりの方を介護されているという場合、在宅に適した介護ベッドもあるのでチェックしてみてください。

 

足を床につけて座る練習

安定して座れるようになったら、足を床におろして座ってみましょう。
最初は倒れそうになりますが、介護者がしっかり支え、諦めず練習できるようにサポートしてください。
足は床にしっかりつけるよう、ベッドの高さを調節することがポイントです。

また、バランスをとるためには足を床につけ、ふんばることがポイントなので丁寧に指示してあげましょう。
老人ホームなどの介護施設では他の利用者もいるため、最初は自分の居室の中で練習を始めます。

なお、座る動作を機能訓練のようにしてしまうと、高齢者がやる気をなくす可能性があります。
なので、テレビや本を読むとき、人と話す時など自然に座る機会をつくることが大切です。

 

寝たきりになっても無理のない座る動作から練習することで、寝床からできるだけ早く離すことができます。
介護には正しい知識も必要なので、ケアマネジャーに相談したり、老人ホームの職員と相談したりしてサポートしてもらうと良いでしょう。
寝たきりでも諦めずに家族全員でケアをサポートしてください。