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サービス付き高齢者向け住宅は危ないの?

公開:2017/7/4  

サービス付き高齢者向け住宅は建設促進のために国から補助金を出すなどして優遇されています。
2017年2月には約21万戸以上もの施設が登録され、全国の色んな場所でサービス付き高齢者向け住宅が建設されてきたのです。
ですが、その中で263件もの施設が破たんし、閉鎖を余儀なくされました。
なぜそのような事態に陥ったのかと言うと、需要のない地域に多くのサービス付き高齢者向け住宅を建設した結果、入居希望者が現れないなどの問題が起こってしまったのです。

 

老人ホームと違い入居希望者が現れないのはどうして?

ではなぜ老人ホームでは待機者が出る程なのに対して、サービス付き高齢者向け住宅では入居希望者が現れないのでしょう?

原因としては要介護度が関係していると考えられます。

サービス付き高齢者向け住宅は、比較的要介護度の低い方が入居できる施設です。
そのため、要介護度の高い方は入居する事ができず、他の老人ホームに入居を希望します。

要介護度が高い方を対象としている特別養護老人ホームには待機者がいるのに、要介護度が低い方を対象としているサービス付き高齢者向け住宅に入居者が現れないのはこのためです。
こういった事が原因で、多くの施設が閉鎖してきました。

有料老人ホームの建設では国からの補助金が期待できませんが、サービス付き高齢者向け住宅の建設は国からの補助金があります。
老人ホームを経営するよりも介護事業に参入しやすいのです。

先の事を考えずに計画をする事で、人材不足やサービスの低下に繋がり経営が悪化してしまうと言えます。

 

破たんしたら入居者はどうなるの?

上記のような理由で施設が破たんし閉鎖される場合には、入居者は退去する事になります。
なので、新しい住宅を探さなければいけないのです。

ですが、アパートなどの賃貸住宅では高齢者向けの住宅は少なく、年金だけで生活をしている高齢者にとっては、家賃の金額などでも多くの問題があるのです。
他の老人ホームに入居を考える事があっても、サービス付き高齢者向け住宅と比べると利用料金が高かったり、要介護度の問題で入居する事ができない可能性も高く将来に不安を抱えてしまう原因にもなります。

 

良いサービス付き高齢者向け住宅の見分け方とは?

多くのサービス付き高齢者向け住宅の中から、良い施設を見極める方法としては、経営状況を確認する他ありません。
財務諸表等を確認できるのであれば、入居相談の際に見せてもらいましょう。

また、入居率の確認も大切です。
経営が始まってから1年以上も経っているのに、入居者が少ない、入居率が50%以下の施設は運営状況に問題がある可能性があるので注意しましょう。

 

その他にもデメリットはある?

有料老人ホームなどと比べると、やはり介護や健康の面でのサポートが薄いので心配になる事があります。

老人ホームでは介護サポートが整っている施設が多くありますが、サービス付き高齢者向け住宅は、自立した生活を送れる入居者が多いのでサポート体制が薄いと感じる事もあります。
夜間時の見守り不足であったり、看護師などが常駐していない事もあるので急な病気に罹った時などには不安も残ります。

また、要介護度が高くなった場合にはその他の老人ホームに転居しなくてはいけない可能性もあります。