有料老人ホームとの違いからメリットを見つける

サービス付き高齢者向け住宅は、有料老人ホームと比べるとサービスなどに違いがあります。

有料老人ホームのように、入居一時金の必要ないのでまとまったお金が無い人でも入居しやすい施設となっています。

また、有料老人ホームは生活の介助などを行ってくれますが、サービス付き高齢者向け住宅では介護サービスはありません。その点がデメリットと感じる事もありますが、自分自身で介護事業者を選ぶ事ができるので、自分に合ったサービスを受ける事が可能なのです。

施設によっては、提供先の事業所があり斡旋してくれる場合もあるので自分で探す手間が省ける場合もあります。

サービス付き高齢者向け住宅のサービスは安心できる

サービス付き高齢者向け住宅では、他の老人ホームには無いサービスがあります。

それが「安否確認」と「生活相談」です。

サービス付き高齢者向け住宅には義務として、ケアの専門家による安否確認を行います。
定期的に入居者の部屋を訪れたり、食事の様子を確認するなど、施設によって管理体制に違いがありますが、日中に必ず確認を行う必要があります。

感知センサーなどを設置している施設も多くあります。
なので、万が一の時も安心できるサービスと言えるでしょう。
老人ホームと同じようにケアの専門家が24時間施設に常駐している所も多くなってきました。

生活相談では、日常で困った事などについて対応してくれます。
例えば、部屋の中の電球を替えてほしい、電車やバスの時間を調べてほしいなどの、身近な様々な悩みに対応しています。健康など体に関することでも相談可能です。
家族が入居者に伝達したい事があれば、生活相談員を通じて伝えましょう。

その他のメリットとは？

サービス付き高齢者住宅では、その他にも様々なメリットがあります。

まず、プライバシーが守られている点です。
老人ホームの中では相部屋であったりして施設内でも人の目が気になる事があります。
ですが、サービス付き高齢者向け住宅では完全個室なのでプライバシーに関しての心配は一切ありません。
老人ホームの施設と同じように施設内はバリアフリー化されているのですが、有料老人ホームよりも細かな基準が定められているので生活がしやすいでしょう。

また、老人ホームと違って要介護度が低い人しか入居できないと考えている人が多いですが、施設によって入居できる基準に違いがあります。
認知症の人以外であれば入居が可能な施設もあるので、施設に確認してみましょう。